かぼす坊やの部屋

モノづくりから見る人間の心理を分析中

【最近読んでるもの】何故イヤミスを読むのか?モヤっとするのが嫌いだけど

今週のお題「最近読んでるもの」

 

まだブログを始めて2週間程度ですが、

お題2つめ。

(前回は芋について)

 

読んでるもの、

ということで、

私の趣味は読書なのを公表することにします。

(別に誰にも求められてないけど)

 

子どもの頃によく

「本を読む子は頭が良い」

「本はたくさん読んだ方が良い」

って言われませんでしたか?

 

 

そんな言葉は全く聞く耳もたず、

私は若い頃は特に、

反抗心の強いタイプだったので、

意地でも読まない!!

みたいな、

無駄な反抗をしてきました。

真面目っぽいし、

地味だし、

かっこ悪い、

(ごめんなさい)

そういう感覚があったと思います。

今思えばめちゃくちゃ、

ダサい考え方ですよね。

 

読むのは主にファッション誌。

漫画もあまり読みませんでした。

見た目にこだわるあまり、

中身がダサくなっていることに

気付かなかった残念な過去。

 

今もデザイン、

ファッション関係の仕事はしていて、

それ自体はやっぱり大好きなことだし、

奥が深くて、

業界の人も尊敬しています。

 

 

ただ、

こういう華やかな見た目で、

小説読むなんてダサい、

みたいな、

そういう考え方がダサかったという話です。

 

 

で、読書が今では大好き。

それまでは本当は読みたかったけど、

自分にリミッター付けて読まないようにしてたのかな。

その分の読書欲がまとめてきたように、

今はできるだけ早く子どもたちと布団に行き、

読書タイムをどれだけ設けられるか、

ということに注力しているほど、

私のお楽しみタイムです。

 

 

 

そのお楽しみタイムに読んでいるもの。

ジャンルは、、、

「ミステリー小説」

これ一択です!!

 

 

とはいっても、

海外の有名なミステリー小説は、

読み切る事ができず。

日本の作家限定です。

 

東野圭吾から入って、

もうハマりまくり。

白夜行を読んで感動。

その後宮部みゆきを読んだら、

男性と女性では書き方がこうも

違うんだなーと、

そういうことも楽しい。

今は湊かなえを、

読んでいます。

 

 

面白いです。

 

 

イヤミス=嫌な気分になる小説

読み終わった後にすっきりしないやつ。

 

あまり本に詳しくないので、

ちょっと間違ってるかもしれませんが、

東野圭吾ミステリーは王道というか、

感情の部分で語ることが少なく、

読み手にその情景はよく伝わるけど、

話が丁寧に淡々と進んでいくような感じ。

読み終わりもスッキリだけど、

少し考える余韻を残す程度。

 

 

なので、夜寝る前に読んでも、

読んだ疲れも重なり、

すっきり眠りに落ちることができます。

 

 

だけどこの「イヤミス」は

そうはさせてくれない!!

 

 

終盤まではドキドキ。

誰が犯人だったの?

なにがそうさせたの?

知りたい!

と思っているのですが、

最後まで読み切ると、

「え~~~、うそでしょ。そんな~」

「それは事実なんだろうけど、

心のやり場に困る。

切なすぎる」

「いや、納得いかないよ。

そんなの違うよ」

 

 

そういう気分になるのです。

簡単に言えばモヤる。

読み終わって、

本を閉じてモヤモヤ。

もう一回一部読み直して、

モヤモヤ。

 

 

モヤモヤするのが好きな人っています??笑

 

 

えっと、私も嫌いです。

モヤるのは嫌い。

 

 

 

でも、なんでまた読んでるんだろう?

 

 

 

 

 

わからない。

 

 

 

 

でもわかりたいから続けよう。

 

 

 

 

「王道のミステリーとは違うものを味わいたい」

のかなぁ?

子どもは割とカレーとかハンバーグとか唐揚げとか好きで。

それが王道なもの。

今でもそれも好きだけど、

大人になったら、

カレーでもグリーンカレーとかマッサマンカレーとか、

違った感じのものが食べたくなったり。

薬味もそうだよね。

みょうが、生姜、にんにく、パセリ、紫蘇。

普通じゃつまんなくて、

料理のときも、

そういうの入れた方が面白くなるなと思ったり。

 

だからイヤミス好きな人は、

もしかして、

食に関してもチャレンジャーだったりしませんか??

 

どう??

 

 

 

それから、

「この嫌な感じから逃げたくない」

私はこんな気持ちがある気がする。

 

 

生きれば生きるほど、

人間界にどれが正解とかもなくて、

複雑で、

一まとめにできないことばかり。

 

 

生きてるだけで、

モヤモヤしてる。

 

 

そんなときはスカッとするようなものや、

異世界に飛び込めるような物語を読む方が正解な気がする。

 

 

それなのになぜ、

自ら本を読んでまでモヤっとしようとしてるんだろう?笑

 

 

それは、現実世界のモヤっとを、

本の中では第三者になりながら考えられるから?

うん、うん。

 

 

で、現実世界のモヤっとを、

三者目線で考えたらなにか違うんじゃないか?

客観的に見たら、

客観的に見てるだけで、

なにもしてくれない人の気持ちがわかるようになるのか?

自分ならこんな状況でなにができるのか?

どうしたらよかったのか?

 

いや、そんなに、

具体的に考えて読んではないですけどね。

でも、

潜在意識的にはなんかそう思ってる部分がありそうだなと。

 

 

ということは、

モヤっとするのが誰よりも嫌だってことなんですよ。

モヤっとするから、

モヤっとから逃げると、

また同じようにモヤっとがやってきて。

 

モヤっとするのに慣れたい。

モヤっとを深く知りたい。

そこで終わらせたくない。

解決はできないんだとしても、

どうにか、

違う視点で見たりして、

そしたらモヤっとがどうにもならないことを知ることになるんだけど。

それでもどうにもならないことを知ることに意味があるんだ!

 

モヤっとすることに慣れておけば

現実世界で訪れたモヤっとに対するいら立ちを

軽減させることができるのではないか??

 

 

うんうん。

そういう感じな気がするなぁ。

 

 

 

 

世の中ってさ、

いろんなことが反対だと思うんです。

 

 

 

「モヤっとするのが嫌いと言いつつ、

モヤっとする本を読むということは、

モヤっとがそれほど嫌いじゃないんだろう。」

 

「私はモヤっとするのが嫌いだから、

モヤっとする本は絶対読まなくて、

スカッとするやつを読むんだ」

 

これが世の中の常識的な考え方。

 

 

「でもモヤっとするのが本当に苦手だからこそなんだ!!

もうこれ以上モヤっとしてイラっとしたくないから、

モヤっとを知りたいんだ!」

っていうね。

なんかちょっと本題からズレちゃったけど。

 

 

 

イヤミスを読む人の心情って案外深いのかもしれません。

なぜイヤミスが好きなのか?

他の人の意見も聞いてみたくなりますね!!

概ねなんとなく読んでるに過ぎないと思いますが。

逆に具体的な理由を持って読まれてる方、

いるのかな??

 

 

さあ、これから寒くなるので、

お布団の中でぬくぬくしながら、

読書タイムを充実させるのにもってこいです。

ちなみに読書は夜派です。

朝派にしたら、

ミステリーじゃなくて、

ほかのジャンルが読みたくなるのかな?

 

 

では、では!