かぼす坊やの部屋

モノづくりから見る人間の心理を分析中

趣味を仕事にするならこの5つを覚悟!

趣味など好きなことがある人は

それを仕事にしたいと思いますか?

好きなことを仕事にする。

 

おそらく意見は2つに分かれます。

 

  1. 好きだからこそ、仕事に生かしたい
  2. 好きだからこそ、趣味のまま楽しみたい

私はもちろん前者。

好きなこと以外に興味もやる気も沸かず、

それ以外のために注ぐ時間は

人生の無駄遣いだと考えてる

極端なタイプです。笑

 

そんな私でも、10年やっている中で

何度か後者の選択肢が頭をよぎることが

ありました。

 

仕事=お金。

好きなことをここに絡めることに

抵抗がなかったわけではありません。

 

「お金のためにやってるわけではない」

なんて声も聞きますが、

それで生活できますか??

 

事業を始めたときから私は

「楽しい」が一番強いと考えました。

好きなことをワクワクして取り組むときが

一番良い作品に仕上がるというのは

目に見えてわかっていたのです。

 

 

それでも世の中の風当たりは

楽しんでいる人には

冷たい。

どう冷たいと感じるか?

具体的に私が体験したことをもとに

書いていきます!

 


 

【1】好きなら無償でやりなさい。

 

好きなんでしょ?

じゃあいいよ、これもやっといて。

だってやりたいんでしょ?

 

こんな感じの空気を感じるのですよ。

特に世の中に仕事として認知されていないジャンルは

多いのではないでしょうか。

 

じゃあ、子どもが好きな保育士さんに

同じこと言えますか?

家を作るのが好きな大工さんには?

接客が好きなホステスさんには?

 

今思えば、自分がどういうスタンスを

取っているかでそう思わせないように

することが重要だとわかります。

 

でもこんな空気ができた時には

はっきりと「できません」

と伝えて、なあなあにしないことが

その一歩です。

 

私は作るのが好きだし作ってあげたい

っていうのを全面に出しすぎて、

「材料費だけ出すから作って」

なんて依頼も断れなかったことがあります。

 

なんなら「材料費出してあげる」

みたいな感じになったり。

 

私の時間と労力の価値は?

やったあとになんとも言えない

喪失感を味わうことになりました。


 

【2】できる人がやるのは当たり前

 

日本人の奉仕の精神は良いことだと思いますが、

時にこれはデメリットでもあると

痛感しています。

 

できる側がそれを言うのは良いとして、

社会全体でこれが当然となっている部分も

少なからずあるので、

できない側からこんな風を吹かせてくることもあります。

 

ちょっとそれは違うぞ?

 

できる人は

できるようになるために色々なコストを

払っています。

 

その結果が、大した努力もしてこなかった人に

搾取されることなのだとしたら?

そんなことのために

頑張ってきたのでしょうか。

違いますよね。

 

”能ある鷹は爪を隠す”なんて

ことわざもありますが、

そりゃ隠したくもなります。

 

そして謙虚な日本人は

「私はなんも才能ないし、

できる人が羨ましい」

なんて言います。

 

あたかもできる人が生まれつき

できるかのように。

 

このループの中にいたら

頑張るほど損をするし、

自分に好きなことや得意なことが

あることを呪いたくなってしまいます。

 

そこですることは、

搾取され続けて心をすりは減らすことではなく、

評価してくれる人の目に届くようにする

努力です!

 


 

【3】お友達割引は当然

会社員とは違って、

経費も全て自分持ちになる自営業。

 

売れなければマイナスにもなる可能性もある。

そんな中最初はお友達が興味を

示してくれることも多いですよね。

 

それ自体はうれしいことです。

ただ「応援するよ~!」

と言いながら、

定価で購入してくれることは

何故か少なくありませんか?

 

「いろんなコストもかけながら

リスクも背負いながら、

ようやく開業したんだね!

応援する!割引してね♪」

 

という流れに矛盾を感じてるのは

私だけでしょうか?笑

 

「最初は大変だろうから頑張れよ!」

と言って多めに払ってくれる方が

筋が通っているというか。

 

もちろんお友達との色んな関係性があると思うし、

私自身もずっとそういうものだと

思っていた人間なので、

そういう人を悪者にしたいわけではないのです。

 

ただ自分で開業して仕事をする上で

この染みついた慣習ってなんなの?

という疑問を感じました。

 


 

【4】プライベートがない

趣味を仕事にした人の多くが

こうなるのではないでしょうか?

 

私自身も休みの日にしたいことが

モノづくりです。

仕事もモノづくりです。

プライベートで作ったものが

仕事にも生きてくるので、

仕事の一環とも言えます。

 

それが苦痛に感じたことは

ほとんどありません。

 

むしろ楽しい時間を仕事の中で

過ごせるのは幸せなことだと思うんですね。

 

【5】楽してる?

 

ただ勘違いしないでほしい部分が

楽ではないということ。

好きでやっている人の中に

楽でやっている人はあまりいないのでは?

 

むしろ好きだから難しいことでも

頑張れるという部分が大きい。

 

そこもまた社会の認識と逆の現象が

起きている部分。

 

それならばおそらく好きでないことを

仕事にしている人の方が、

”より楽により多く稼げる”部分を

重視しているのではないでしょうか?

だって好きじゃないんだから、

大変な思いまでしたくないから。

 

そして会社員やその他雇われている方たちも

それが天職の方もたくさんいますよね。

”雇われる”という立場の方が

やりやすさを感じる人が多いはず。

そしてその仕事が好きでやっている人も

もちろんたくさんいる。

 

なので、自営業だけが

好きを仕事にしてるとも違うし、

リスクが多い事業者が楽なわけはないのです。

 


最後に。

日本では

「つらい思いをして必死に身を削って

頑張るのが偉い」

という概念が染みついていませんか。

 

そう、今書いてきた【1】~【5】

の全てがここに通じるのだと思ってます。

 

そしてこれらの風当たりを回避する方法。

それは「そんなに楽しいわけではないし、

結構大変なんだ。」ってところを

強めにアピールすることです。

 

そうすると、結構楽になります。

 

 

それをやるかやらないかは

あなた次第!!

 

 

ちなみに私は10年以上続けていて

それは意図的に言わないようにしてきました。

言いたくなかったからです。

楽しい仕事をしていてなにが悪い?

なんで悪いことの言い訳

みたいにしなきゃいけないの?

と思うわけです。

 

そういう矛盾した言葉を口にするのが

あまり好きじゃないではないのです。

 

それが良いのか悪いのかは

まだわかりませんが、

それも含めていろんな経験ができるのも

面白味だと思ってます!

 

大変なことはありますが、

それでも私は自分がやりたいことを

やりたいようにできる環境が

好きなので、これからも

好きなところを増やして続けていきます。