かぼす坊やの部屋

モノづくりから見る人間の心理を分析中

好きな仕事をしていて何が悪いの?

おはようございます。

最近「好きなこと以外で仕事をする人は迷惑だ」

と言っている方がいて、

激しく同感していたところです。

 

 

私自身のバイトOR職場経験は、

居酒屋、PIZZA屋、パン屋、美容師、肉屋など

主に接客業をやってきました。

 

理由は「人付き合いが苦手だから」。

 

何故だか、学生の頃は

コミュニケーション上手で

アクティブな人間にならないと!

ってずっと思っていました。

 

ただ、今思うことは

得意を伸ばすことをすればよかった、

と強く思っています。

 

苦手克服って悪いことではないのですが、

結局の限られた人生の時間や労力を

どこにどれだけ注ぐのか?

 

特に若いころの吸収力は

絶対取り戻せない時間です。

 

そして、得意なことや好きなことをすると

苦手なことの10倍くらい

作業が捗ります。

つまり、苦手なことと必死に向き合ってみても

自分にとって良かった部分というのは

それほどなかったと思います。

 

世間では、仕事は自分のためでなく、

誰かのためにするものである。

そんな考え方もあります。

 

では、その観点で

私が苦手を克服しようと頑張ってるのが

誰かのためになったかというと、

そうではないと断言できます。

 

昔の私はなんとなく

苦手なことと向き合い、

自己犠牲をして必死に頑張ってるのが

偉いのではないか?

そう考えていた節がありました。

 

でも好きなことを仕事にするようになって、

それが間違いだったということを

日々実感しています。

 


【好きなことだから頑張れる】

 

 私は子どもが生まれてから、

 好きなことを仕事にすると決めました。

 

 理由は

  • 長く働き続けたいから
  • 自分の人生も大事にしたいから
  • 好きなことなら頑張れるから

 

 でも私が好きなことを仕事にすると

 決めた時の周りの反応は

 「好きなことを仕事にできるほど

  世の中甘くない!」

 

 「嫌なことでもお金のために(子どものために)

 頑張るのが仕事だろう!」

 

 でも冷静に考えてください。

 

 何故、好きな仕事ではないことで

 お金をもらえるのでしょう?

 

 車の整備工場で働くと仮定します。

 車が好きで知識も自然と

 身に付いている人よりも、

 お金のために我慢して働いている人の方が

 良い価値をお客さんや会社に対して

 与えられますか?

 

 サービス業ではどうでしょう。

 接客好きな人が楽しんで働いているのと、

 接客嫌いな人が暗い顔で働いているのでは

 どちらがお客さんやお店にとって

 良い影響を与えられますか?

 

 お金のために仕方なく

 自分を犠牲にしながら働くことが

 それほど良いとは私には

 思えないのです。

 

【お金をもらうとは?】

 そもそもお金はどんな時に発生するのか?

 

 それは人の役に立ったときです。

 

 そして人の役に立つと考えた時に、

 わざわざ苦手なことをするより

 得意なことをしてあげようと

 思う方が自然ですよね。

 世間に染み付いたイメージとして

 「好きなことを仕事にする」が

 「楽な仕事をする」に変換されてしまうことが

 間違いです。

 

 好きなことを仕事にするのが

 逃げだと言う考えも全く違います。

 

 好きな仕事をするのに

 言い訳は通用しなくなるからです。


【自分がやりたいことだから愚痴が出ない】

 悩みはするけど、やると決めたのからには

 どうしたら良くなるだろう?

 って前向きな思考で支配されます。

 愚痴が出るのは、

 やりたくもないことを

 やらされている時です。

 

 「こんな仕事をしたいわけじゃないのに」

 「やりたくないのに頑張ってるのに

  対価が少ない」

 

 やりたくないことをやっているときは

 人は横柄になることもあります。

 「やりたくないことをしてるんだから

 給料は良くしてほしい。

 待遇を良くしてほしい。」

 

 やりたくないことをしているとき、

 自分のためではないので、

 「仕方なくやってやってる」

 と思うのです。

 

 それは誰のために?

 

 家族のため。

 家族のせい。

 

 これでは自分を犠牲にしているだけでなく、

 家族を幸せにすることもできません。

 

【恩着せがましい言葉がでない】

 誰のために働いてると思ってるんだ!

 誰のおかげでご飯が食べられてるんだ!

 自分がやりたい仕事をしていたら、

 こんな発言はまず出てきません。 

 

 誰かのため、ではなく

 自分のため、に仕事をしていたら、

 誰かに責任を押し付けることもなくなります。

 

 そして自分のやりたいことを

 やらせてもらえる環境に

 心底感謝が生まれます。

 

 それは一番身近な人に対して

 より大きく感じるのです。

 

 家族や応援してくれる友達、

 そして支えてくれるお客様。

 

 心から感謝できるからこそ、

 さらにやる気が生まれます。

 


 

それから、

苦手なことでお金をもらえるほど、

世の中は甘くないぞ!!!

 

と、心から思っています。

 

 

 

好きなことだから、

自分の時間と労力をたくさん注げるんです。

それで価値の高いものを生み出す努力をします。

 

 

 

嫌いなことを仕事にしてる人、

好きなことを仕事にしてる人、

どちらが謙虚だと思いますか?

どちらが良い仕事ができると思いますか?

 

自分の好きなことをして、

自分の人生も大切にして生きることが、

ほかの誰かにとってもベストなのだとしたら。

 

自分の人生を犠牲にしたり、

我慢して毎日を過ごす必要は

なくなります。

 

 

批判覚悟で言います。

 

好きではない仕事をして我慢している人は、

自分の責任で生きるのが怖いのではないですか。

逃げ道を作っておきたいのではないですか。

何かあった時には言い訳をできる環境に

身を置いて、楽をしたいのではないですか。

 

そんな風に思っています。

 

好きなことを仕事にすると

好きが増えていきます。

嫌いなことを仕事にすると

嫌いが増えていきます。

 

どちらの人生を選択しますか?

 

ではまた♪