かぼす坊やの部屋

モノづくりから見る人間の心理を分析中

この世の全員が自営業だって話。

この世の全ての人が実は自営業なんです。

何故なら給料をもらっている人も

自分の時間やスキルの価値提供をして、

対価としてお金をもらってますよね。

 

つまり自分の価値を

会社や雇い主に買ってもらっています。

 

経営者...お客さんに商品やサービスを売る

会社員、フリーター...経営者に自分の時間とスキルを売る

 

 

少し考え方を変えてみると、

年収300万の会社員は

一年で300万を経営者に払ってもらってます。

 

 

「モノを売り続けるのは

 大変だよね~」

なんて声もあります。

でも、フリーターも会社員も

会社に自分の価値を売り続けている。

 

 

モノやサービスを売り続けるのは

確かに簡単なことではありませんが、

自分の価値を売り続けるのも

簡単ではないはず。

 

 

特にAIが活躍の場を広げて

行くであろう時代を前に、

自己成長やスキルアップもせず、

買い続けてもらえるほど、

甘い時代ではないのです。

 

私は開業してから、

作業の一部を内職に頼んだことがあります。

 

人を雇うより安く、

自分で作業するより

安くできると思ったからです。

 

ただ内職の欠点は3つありました。

  • 作業を教える時間がかかる
  • 材料を届けに行く&取りに行く(2往復)
  • 一度に大量に発注する

 

作業を覚えてもらうまで、

自分の時間というコストを払う。

納品のために2往復分の

交通費と時間がかかる。

そこまでして頼むわけなので、

少ない数では自分でやった方が

早いので大量に頼むことになる。

 

なので、売れない在庫を抱えるリスクもあります。

材料も大量に準備する。

 

これを考えると、

少し単価の高くても

仕上がっている資材を

高品質で仕入れた方がリスクもコストも

削減できます。

 


逆に私は妊娠中に内職を

やっていたこともあります。

 

それはあまりにも低い報酬で

嫌になってしまいました。

 

雇ってもらう側でいると、

どうしても不満が出てしまうのです。

アルバイトをしている時にも、

給料に不満に思うことがありました。

 

 

お客さんにお金をいただく

事業者の立場では

お客さんに感謝が生まれる。

 

給料という形で会社から

お金をいただく場合は

不満が生まれる。

 

事業者はリスクも背負います。

雇われてる側はリスクは背負いません。

 

それなのに不満が出るのは

雇われているとき。

 


どっちの立場でも働いてみたからわかります。

 

事業では給料はお客さんに払ってもらう。

会社員では企業にお金を払ってもらう。

 

つまり企業もお客さんも同じ。

 

そういう気持ちで働けば、

自営業も会社員も関係なく、

報酬をいただけることに

感謝が生まれます。

 

そして、会社員も

一生企業が自分を買い続けてくれるのか?

という視点で考えたら、

今後の行動に関係してくる。

 

就職したらもう安心!

ではないのです。

 

 

自営業は色々大変よね~

と他人事のように言っていて

いいのでしょうか?

 

ご存じの通り、

日本は少子化が進んでいます。

 

人口が減っています。

 

つまり需要が減っていくので、

会社の規模を縮小したり、

一番高い人件費というコストの

削減を考えるのも不思議ではありません。

 

AIが働くようになり、

常に給料を支払うよりも、

外注で必要な時だけ発注する方が

コストも安く上がります。

 

人員が減らされるときに、

自分だけは大丈夫!

誰よりも仕事ができる!

 

AIより自分の方が

それに負けない価値を

提供できる!

 

それくらい自信を持って言える

方は良いのかも知れません。

 

ただ、自分が雇う側の立場になって、

大した仕事もできないのに、

努力もせずに不満を言うばかりの

人間を雇い続けようと思うでしょうか。

 

 

自営業も会社員も関係なしに、

お金をいただいて働く人は皆、

自分の価値提供の対価を

いただいています。

 

 

日本が変わりゆく今、

潰れていく企業も多い中で

自分だけは大丈夫だと言える人は

どれくらいいるのでしょう。

 

 

少なくとも私自身は

そんな自信はないので、

自事業以外でも学びの機会を

取るようにしています。

 


時間がない、

お金がない。

 

私も以前はそう言って

何年もやるべきことから

逃げてきました。

 

シングルマザーで

自営業でそれ以上は無理!

 

でもその何年の間に

やっていた人も

たくさんいるのは事実。

 

数年遅れてようやく

動き始めました。

 

 

なので人一倍努力しないと

早くから動いている人に

追い付けないのは当然。

 

結局は「やるか」「やらないのか」。

 

 

「そのうちやる」

はほとんどがやらないと同じ事。

 

「やる」と言っても

大がかりなことをしろと

言うことではないのです。

 

昨日できなかったことを、

今日は一つやってみる。

 

今までの自分から変わるために

10分でも20分でも

なにか変わるために行動する。

 

それが「やる」ということです。

 

全然難しくありません。

 

今の自分のままでは将来が不安。

その不安を取り除くために、

今どれくらいできますか?

 

朝10分早く起きて

学ぶ時間を捧げることもできないほど、

自分の未来に価値はありませんか?

 

 

才能がないからこそやるしかないのです。

「まあなんとなるだろう」

というのは、才能がある人、

人より努力をしてきた人が

言えること。

 

これを書いてる私自身、

他人事ではなく自分事なので、

皆さんに劣らないように、

一つずつやることを探します。

 

 

良い未来に向かって、

歩んでいきましょう!