自分の価値の値段を考えたことはありますか？
人間の価値、自分自身の価値。
例えば交通事故に合ったりしたときには、
働いていた給料などの分が保証されることはありますよね。
ですがもっと大きな視点で考えてみると、
「場所」「環境」「時代」によって
価値は変わってくるもの。
「水」も、砂漠では価値が高いですが、
逆に一年中雨が降っている国ではどうでしょう。
水の質などは変わらないのに、
求められるかどうかで価値は大きく変わります。
それなら自分の価値を感じてもらえる場所に
身を置いた方が良いですよね。
では、自分はどんな価値提供ができるのか？
お金を稼ぐことは価値との交換になります。
お金は誰かから奪うのではなく、
自分が与えた対価としてもらうもの。
お金を稼ぐのなら、これを考えなければなりません。
若い頃、私自身は働きながら
- 仕事に対して給料が少ない
- 仕事がめんどくさい、疲れる
- 待遇が気に入らない
こんな風に思ったことがあります。
2024年現在の日本では
食べるもの、住む家、着るもの、車、
その全てを手に入れるにはお金と交換
して手に入れます。
生きるためにはお金が必要なのです。
もしくは自給自足をする。
お金は多いほど生活が楽になりますが、
「もっと給料を上げてほしい」
「お金が少ない」
と不満をもらすのではなにも変わりません。
まずは具体的にお金の価値と
お金の本質を探ります。
働いてお金をもらうためには
誰かの役に立つ価値の提供をするということ。
「仕事に対して給料が少ない」
それが本当に少ないのか？
どうしたら増やせるのか？？
他のものの価値と比較してみたいと思います。
お金とはイコール対価だということを
頭に入れていきましょう。
【車の価値】
車の300万円は安いのか、高いのか。
車の寿命を10年とすると
年間30万円
一ヶ月25,000千円。
車の使用目的にもよりますが、
車の代わりに自転車を使う場合を考えると
まず時間と体力が大幅に節約できます。
車通勤の方はその分多く働けますよね。
そんな便利な車への対価は一ヶ月25,000円。
【エアコンの価値】
耐えられない暑さや寒さから
人間を守ってくれる大事な存在。
これがなかったら、
睡眠時間に影響が出たり、
室内での作業効率が下がります。
エアコン１台12万円で寿命は10年。
一年にすると12,000円、
一ヶ月では1000円。
+電気代が１カ月5,000円ほど。
人を助ける働きをしてくれるエアコンに
一ヶ月6,000円の対価となります。
【スマホの価値】
今はなくてはならない存在のスマホは
近年値段も上がってきていますね。
１台10万円、高いのでしょうか？
スマホの寿命は５年。
一年で２万円、
一ヶ月で1,600円です。
+毎月の通信費が一ヶ月5,000円と
インターネット料金5,000円。
スマホを使って買い物をしたり、
電話やラインなど大事な連絡ツールになったり、
音楽や動画、ゲームができたり、
SNSを使って収益を上げてる人もいます。
フリマアプリを使ってお小遣い稼ぎもできます。
そんなスマホには一ヶ月11,600円の対価を支払っています。
特に収益化している人にとっては、
ありがたい金額ではないでしょうか。
【ミシンの価値】
私が仕事でも使っているミシン。
なくてはならない相棒です。
ミシンは安いものなら３万円くらいから、
工業用となると数百万円。
私が仕事で使っているのは１台20万円、
寿命は10年と考えてみると
１年で２万円、１カ月1600円。
毎日あれだけ縫ってくれるのに
対価がこれだけでいいのか、
と思ってしまうほどに安いですね。
ちなみにうちのミシンは１日８時間労働です。
それで1,600円。
車、スマホ、エアコン、ミシン。
どれも結構なお値段がするので、
買う時には慎重になりますよね。
では、いよいよ自分の価値というところ。
経営者の視点に立つとわかるのですが、
安くてよいものをお客様に提供したい、
と思う時には無駄な経費を抑えることが大事です。
雇われているとなかなか気づかないのですが、
経費の中でも特に高いのが”人件費”。
１カ月の経費として考えたときに
- 車...25,000円
- エアコン...6,000円
- スマホ...11,600円
- ミシンが...1,600円。
それに対して人件費は10万～30万ほどかかります。
アルバイトで働く場合でもそれくらい稼ぐと思います。
それが少ないのか、多いのかは
その人件費に対して
会社にどれだけの価値を提供できているのか。
30万でも利益を200万生み出してくれるなら
むしろ安いと言えますし、
利益に全く貢献しないのでは、
かなり痛い出費になってしまう。
価値は自分で決めるのではなく、
支払う側が決めるもの。
あなたの価値を会社が判断します。
自分の価値に自分で金額を付けたい場合は
自営業という形をとることができます。
好きなように値段を付けられますが、
それで売れるのかはわかりません。
つまり給料をもらうということは
会社は必ず買い続けてます。
そのお金の対価として、
しっかりと価値提供をすることは
最低限必要だと。
自営業の場合は、お客様がお金を払ってくれる。
給料をもらう場合は、会社がお金を払ってくれる。
つまりお金をいただく以上は、
自営業だろうと社員だろうと、
相手が求めている価値を提供する。
お客様に不良品を買わせてはいけないのと同じように。
なので会社に毎日出勤して与えられた業務を
こなしてることはほとんど当たり前。
毎月20万30万のお金を払ってくれる会社は
あなたにサブスク登録してくれているようなもの。
ありがたいことです。
その会社の利益が下がれば払ってもらえる
お金もなくなってしまう。
だから会社が良くなるようにと
日々考えられてますか？
相手に寄り添うことなく、
報酬や待遇への不満を漏らしている状態では
誰にとっても得ではないのです。
私自身もこのことを自覚して、
自分が今何をするべきなのかを
考えて行動していきます！
