かぼす坊やの部屋

モノづくりから見る人間の心理を分析中

【必見!】間違った節約術~2.節約に時間をかけすぎている例

前回の1に続いて、

今日は2番です。

 

日々の小さなお金の積み重ねが

大きな金額になっていくこと。

先日身をもって実感しました。

 

クレジットカードの明細書を見ると、

「え?こんな使ったっけ?」

と思って一つずつ金額を確認してみると、

そんな大きな出費をしたわけではない。

 

 

1800円とか4000円とか。

 

 

数字を見ていても、

足したらこの額になるなんておかしい!

と思って電卓で計算すると

合っていた。。笑

 

 

本当に、わかるんです。

小さな金額を減らすと同時に、

小さな金額を稼いでもいいんだな、

と2つの視点が生まれました。

 

2.節約に時間をかけすぎている

 

<この3つのパワーバランスが重要>

  • 時間
  • 体力
  • 労力

 

この3つには限りがありますよね!

 

わずかなお金を浮かせるために、

どれだけのエネルギーを使ってますか?

 

節約と言っても、

色々あります。

 

①行列に並んで手に入れる特売のティッシュ

②安いスーパーに行くのに、片道車で1時間。

③外食費を安く済ませる。

④外食をせず、家でご飯を作る。

⑤外食をせずに、カップラーメンで済ませる。

 

 

①朝早起きして特売のティッシュ

 1時間並んでお一人様2パックまで!

 「398円→298円」

 子ども連れて行けば、

 2人で4パックで400円の節約。

 

 1時間で400円浮かせることに成功!

 ※車で行っていたらガソリン代がそこから引かれます。

 

 

②次はスーパー、車で片道1時間。

 ガソリン代片道400円、往復800円。

 時間と労力2時間分。

 

 これに見合った収穫がありますか?

 

 

③朝から特売のティッシュで400円浮かせ、

 2軒目のスーパーで買い物したらランチの時間。

 2時間+800円のコストのかかるおつかいの

 ランチ。

 せっかく節約するために頑張ったんだから、

 ここでも安く済ませないとね!

 

ランチ代、子どもと2人で1000円。

 

 

④外食せず家でご飯を作る!

 そしたら材料費だけで済むから一番お得!

 焼きそば作れば、

 2人で300円。

 あとはご飯作るのと準備片付けで40分。

 それから、ガス代と水道代。

  

 300円+40分+ガス・水道代。

 

 300円では済んだわけでは、、、ない。

 

 

カップラーメンは3分だし二人で250円で済むし

 一番良いのかも?

 ただ健康を犠牲にしていることもお忘れなく。

   

 250円+10分(準備入れて)+ガス水道代

 

 

 

言いたいことはお金だけではなく、

他のコストもかかっているということ。

 

家でご飯を食べるのは安く済む。

けど自分の時間と労力のことを考えていますか?

ご飯を家で作るだけでも、

 

・おつかいに行く

・ガスと水道代かけて料理する

・お皿の後片付け

 

が入ってきます。

 

自分の時間をいくらで計算してますか?

 

1日活動できる時間にも限りがあります。

時間だけでなく、体力労力にも同様。

 

 

先日、

「早朝3時間の清掃バイトの時給1100円」

というのを見かけたので例を出します。

 

・Aさんは朝6時から9時まで働いて

 3,300円稼ぎます。

 バイト帰りに近所のスーパーで

 普通に5000円分おつかいしました。

 

・Bさんはバイトせずに、

 今日は片道30分の場所にあるスーパーが

 全品20%オフをなので買いに行きます。

 5000円分買って4000円でした。

 

 Aさんに比べ、

 1000円節約できました。

 

 ※往復の時間1時間と

 ガソリン代が400円かかっています。

 

一般的に節約しているのはBさんです。

ですが、お金で考えた時、

どうでしょう。

 

 

・Aさん…稼いだお金3300円

    使ったお金5000円

 

・Bさん…稼いだお金1000円

     使ったお金4000円+400円+1時間

 

 

わかりますか?

 

使ったお金はBさんの方が少ないですが、

稼いだお金もBさんの方が少なく、

使った”お金”だけならBさんの方が

600円少ないですが、

1時間という時間を使っているのです。

 

 

1時間の価値とは?

もしAさんの時給に当てはめるなら、

1100円です。

 

つまりBさんは、

20%オフでお得に買い物したように

思うかもしれませんが、

実は時間という価値を使っているのです。

1100円だったとしたら、

 

 

・Bさん…稼いだお金1000円

     使ったお金4000円+,【400円+1100円】

     =5500円

 

安く買い物した以上に、

安く買うためにコストが

かかったということになります。

 

それから稼いでるお金も、

(Bさんの場合は浮かせた分)

A さんの方が2300円多い。

 

 

 

節約できたって喜んでいるところに、

こんな指摘してくる人がいたら、

心底しらけてしまいますよね。。。

 

 

すみません。

 

 

節約が楽しくて、

それ自体が喜びになっていて、

お金もそれで循環しているのなら、

それはそれでいいんです。

 

 

ただ私が世の中に感じる、

節約するのが偉い!

節約してない人はお金が

あって羨ましい!

 

 

という考え方を、

ずっと疑問に思っていたのです。

 

AさんとBさんを比較してわかるように、

お金を多く残しているのはBさん。

節約とは減らすこと。

10万円の予算をどれほど

残すことができるのか?

それもいい心がけかもしれません。

10万円の予算のところを、

8万円で済ませて2万円を

残すことができる人。

 

 

2万円を残したいのなら、

あと2万円分多く働いて、

10万円の予算ピッタリに

使っても同じことなんです。

 

 

早朝バイト一日3300円を

月に7日入ったら2万稼げます。

 

そして、節約せずに

10万円を好きに使う。

 

それでも2万円残したのは

同じですよね。

 

 

節約するのが楽しい人、

お金を気にせず使うのが楽しい人。

どちらもいると思います。

 

どちらが偉いということもありません。

 

節約してお金を浮かせることと、

お金を稼ぐことは同じことです。

 

 

この点を再確認して、

節約という行為に重きを置きすぎず、

コストの計算もすることができたら、

多くお金を残すのに、

色んな方法が思いつくかもしれません。

 

 

出は次回、

間違った節約術の3番へ続きます。